治療機器や照射技術が向上した現在でも、やはり多少の副作用はあります。
放射線治療による副作用には、治療期間中または治療終了後(急性期)のものと、治療終了後半年〜数年経過した後(晩期)に出るものがあります。
当院では、できる限り副作用のないように綿密な治療計画を作成し医療を行うと共に、副作用の観察や治療など治療後のケアにも万全の体制で臨みます。
多くの方に見られますが、一般的に薬や食事療法などで対処可能です。
また、時間と共に軽減し徐々に消失していきます。
症状としては、体の倦怠感や食欲不振、軽い貧血、眠気、軽いむかつき、皮膚炎などがあります。
ここでは一例として、多くの方に見られる皮膚炎について紹介します。
【皮膚炎】
放射線は皮膚を通して、がんの病巣に達するため、放射線が当たった部位に日焼けしたような症状が出る場合があります。
放射線の照射の量や部位によっても異なりますが、通常、治療を完了してから1ヵ月程度で治ります。
晩期副作用が見られるのは全体の1〜5%です。
症状としては、放射線を照射した部位によって異なりますが、消化器系潰瘍、肺炎、穿孔・出血、腸閉塞、慢性直腸炎などがあります。
※どちらの副作用についても、治療部位や個人差により、症状・程度が異なります。