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アミロイドPET/CT検査

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アミロイドPET検査について

アミロイドPET はF-18という放射性同位元素で標識したフルテメタモル(商品名ビザミル®)というアミロイドPET診断薬を使用し、アルツハイマー型認知症の原因と考えられているアミロイドβの脳内沈着を診る検査です。
PET/CT装置
脳アミロイドPET画像

アルツハイマー型認知症

本邦の認知症患者は近い将来には約700万人(65歳以上の約5人に1人)に達するといわれており、このうちアルツハイマー型認知症は認知症の原因の6割を超えます。アルツハイマー型認知症では、長い年月をかけて脳にアミロイドβ(ベータ)、リン酸化タウというタンパク質がたまり神経細胞の障害をきたし認知症をきたすと考えられています。記憶障害(もの忘れ)から始まることが多いですが、失語(音として聞こえていても話がわかりにくい、物の名前がわかないなど)や、失認(視力は問題ないのに、目で見えた情報を形として把握し難い)、失行(手足の動きは問題ないのに、今までできていた動作を行えない)などが目立つこともあります。

アミロイドPETと保険適用について

アミロイドPET ではアルツハイマー型認知症を引き起こすとされているアミロイドβの脳内蓄積状態がわかります。本検査によりアルツハイマー病による軽度認知障害や軽度の認知症の早期発見、早期治療の可能性が上昇します。
 最近、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβを取り除く治療薬(レカネマブ:商品名レケンビ)が国内で保険適用されました。これに伴いアルツハイマー病による軽度認知障害又は軽度の認知症が疑われる方に対し、治療薬のレカネマブの投与の要否を判断する目的でアミロイドβ沈着を確認する場合に行われるアミロイドPET検査が保険適用になりました。アミロイドPETを保険適用で行うためには、厚生労働省の定める「レカネマブ(遺伝子組換え)最適使用推進ガイドライン」に準拠した医療機関からの検査依頼が必要です。 セントヒル病院PET施設では、日本核医学会による厳格な基準のもと、「アミロイドイメージング剤を用いた脳PET撮像(一括)施設認証」を取得し脳アミロイドPET検査を行っています。また、得られた脳アミロイドPET画像は、日本核医学会が実施するアミロイド PET読影講習を修了した日本核医学会の核医学専門医が読影し判定しています。

アミロイドPET/CT検査の流れ

1. 検査当日、医師により上記検査内容の説明を行います。 充分納得した上で診察時、同意書にサインをしていただきます。

2. 放射性同位元素で標識されたアミロイドPET診断薬を静脈注射し、60分の安静後、 約20分間頭部のPET画像とCT画像を撮影します。検査は撮影中に安静に寝ているだけで終了します。

なお、アミロイドPET診断薬のF-18フルテメタモルの注射でご気分が悪くなることは通常ありませんが、ごくまれな重大な副作用としてアナフィラ キシーショックが0.2%に報告されています。その他1~5%未満で紅潮、血圧上昇、悪心、胸部不快感、 0.5~1%未満で頭痛や浮動性めまいが報告されています。万が一副作用がみられた場合には症状に応じて適切に対応させていただきます。
この検査の被ばく線量は放射性医薬品370MBq投与とCT撮像で約8mSv/回であり人体に影響が出る被ばく線量ではありませんのでご安心ください。
アミロイドPET/CT検査に関するお問い合わせ先
フリーダイヤル:0120-169-984
(受付時間:月~金 9:00~17:00 土 9:00~12:00 祝日は除く)
〒755-0155 山口県宇部市今村北三丁目7-18
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