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放射線部 Radiation

厚南セントヒル病院の放射線部

一般撮影

厚南セントヒル病院の放射線部撮影
いわゆるレントゲン撮影のことです。
主には循環器内科の患者さんや透析患者さん、健康診断のための胸部撮影と泌尿器科・消化器内科のための腹部撮影を行っています。
泌尿器科では尿路の状態を知るために造影剤を用いた撮影も行っています。

エックス線テレビ

厚南セントヒル病院の放射線部X線
エックス線を用いて透視を行なう装置です。
循環器内科では、ペースメーカーの手術や心臓の機能を調べる スワンガンツカテーテル検査などを行なっています。

泌尿器科では、透析患者さんのシャント血管の造影検査および血管の狭くなった箇所を風船のようなバルーンカテーテルという器具で拡張する手術などを行なっています。

消化器内科では、バリウムを使った消化管検査も行っております。(薬品準備の都合上、事前の予約が必要となります。)

CT・MRIの検査依頼について

CT・MRIでは近隣の医療機関からの検査のご依頼を承っております。
(以前お断りを致しておりました造影検査もお受けいたしております。詳細は当院CT室・MRI室までお問い合わせ下さい。)
※患者さんご自身及びご家族からの直接の検査依頼はできかねます。
当院・他院にかかわらず医療機関を受診され、検査が必要と診断された患者さん以外の検査はお受け致しかねますので何卒ご了承下さいませ。

CT ( Computed Tomography コンピュータ断層撮影 )

厚南セントヒル病院の放射線部CT
CTとは、コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略で、エックス線を使って身体の断面を撮影します。
当院では、64列マルチスライスCT(SIEMENS社製 SOMATOM go.Top)を導入しました。この装置では、年齢、体型、症状など患者さんの特性に応じ、造影剤使用量の低減といった低侵襲医療を可能にするとともに、整形領域の検査から、心臓などの循環器領域の高度な検査まで幅広い検査に対応します。
また、Sn(スズ)を主成分とする「Tin filter」を用いたX線スペクトラム変調技術により、被ばく線量を通常のCT検査の約1/50に抑え、撮影内容によっては一般的な胸部レントゲン検査と同等レベルの低線量でCT撮影が行えます。

MRI ( Magnetic Resonance Imaging System 核磁気共鳴映像法 )

厚南セントヒル病院の放射線部MRI
MRI検査とは、強力な磁場と電波を利用して体内の状態を撮影する検査です。
大きな筒状の装置の中に入っていただき、姿勢を変えることなく、あらゆる方向から体の色々な部分の断面の画像を得ることができます。放射線を使わないので被曝の心配もありません。(装置の性質上、検査中には軽度な振動や大きな音がします。)
検査時間は、撮影部位にもよりますが、20~50分程度かかります。
当院では、シーメンス社製のMAGMETOM Avanto fit(1.5テスラ)を導入しています。
従来の装置と比較して、画質が向上し、静音機能がついたことで検査中の音を軽減させて検査することが可能になりました。

サイバーナイフ(M6シリーズ)

厚南セントヒル病院の放射線部のサイバーナイフ
厚南セントヒル病院では、放射線治療機器「サイバーナイフ」を更新いたしました。
以前のサイバーナイフ同様にロボットの先端に小型のリニアアクセラレーター(放射線発生装置)を取り付けたもので、患者さん周囲のいろいろな位置から治療部位に向けて放射線を照射することが可能な装置です。治療用の放射線を照射する直前に、検査時のCT画像と天井に取り付けられた別のX線装置にて得られたリアルタイムのX線画像とを照合し、画像間の誤差分(患者さんの身体の移動)をシステムが補正し、ロボットが治療用放射線を照射する位置に反映することでピンポイントでの照射が可能となります。これらの機構により腫瘍など標的のみに放射線を集中し、正常組織に与える放射線の影響を少なくすることができます。
今回導入した「サイバーナイフM6シリーズ」は以前の「サイバーナイフⅡ」に比べ、1分間に照射できる放射線(X線)の量が2.5倍(400cGy/分→1000cGy/分)となり、治療時間が大幅に短縮されました。
また、コリメーター(機器の先端に配置された放射線の形状を調整する部品)も円形のコリメーターのほかに、腫瘍等の標的に応じて形状が変化するMLC(マルチリーフコリメーター)も使用できるようになり、より精度の高い治療が可能となりました。
従来のサイバーナイフでも実施可能でしたが、頭頚部などの脳神経外科領域以外の体幹部治療も開始いたしました。現在は主に前立腺治療を行っております。
放射線治療を行なう2~3週間前に人体に害の少ない「フィデューシャルマーカー」(金でつくられた目印)を標的の近くに数個挿入しておきます。治療の直前に金マーカーが体内で移動していないかを確認します。治療の際はその金マーカーを目印として、照射を行ないます。呼吸で移動する臓器も患者さんの呼吸に同調してロボットが追尾し、移動しながら標的に向けて放射線を照射します。
治療用寝台もロボット制御の「ロボカウチ®」に変更されました。ロボットが寝台の角度等を修正することで、従来に比べ治療中の位置合わせにかかる時間も短縮されました。
サイバーナイフ担当スタッフにも変更がありました。放射線治療を専門とする放射線科の医師と脳神経外科の医師が新たに赴任されました。また、第一種放射線取扱主任者・医学物理士・放射線治療品質管理士・放射線治療専門放射線技師の資格を有する診療放射線技師が新たに着任いたしました。
治療に関しましては照射精度の検証等に充分な時間をかけ、安全を確認したうえで治療を実施しております。そのためCT等の検査から治療開始まで、数日間お待ち頂く場合がございます。安全を担保したうえでの放射線治療を実施したいと考えておりますのでご理解くださいますようお願い申し上げます。
当院でのサイバーナイフ治療に関するご依頼・ご相談は地域連携室までご連絡くださいませ。 

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