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うっかり転倒について

うっかり転倒について

うっかり転倒について

高齢者が転ぶ原因について調べた結果によると、1位がつまずいた、2位がすべった、以下足を踏みはずした、めまい・ふらつき、と続きます。
また、転ぶ場所としては、家の中では居間、家の外では平らな道が一番多くなっています。すなわち、慣れた場所やなんでもない場所で、躓いたり、転んでいる姿が浮かんできます。対策としては、転倒の原因となる病気(たとえば足や膝の痛み、白内障、めまいなど)をできるだけ治すこと、眠気やふらつきをおこす薬を飲んでいる時は、特に夜間のお手洗いのときに気をつけること、運動をして筋力をつけること、などがあげられます。
転んだ原因をつきとめ、二度と同じ原因で転ばないようにすることも大切です。
そこで今回は、自宅でも簡単にできる足の筋力運動のいくつかを紹介したいと思います。

① つま先立ち

つま先立ち
主にふくらはぎ(下腿三頭筋)を鍛えます。
椅子に座り、踵をしっかり上げます。この時に、つま先が床から離れないように注意しながら行ないましょう。
目安となる回数:10回~15回程度

② つま先上げ

つま先上げ
主に脛の前側にある筋肉(前脛骨筋)を鍛えます。
①と同じ姿勢で、つま先をしっかり上げます。
踵が床から離れないように注意しながら行ないましょう。
目安となる回数:10回~15回程度

③ 股関節屈曲運動

股関節屈曲運動
主に股関節を曲げる筋肉(腸腰筋)を鍛えます。
椅子に座り、膝を胸に引き上げるようにして行ないます。
この時、上半身を膝の方に動かさないように注意しながら行ないましょう。
目安となる回数:左右各10回~15回程度

最後に

運動を行なう時は、呼吸を止めないように意識しながら行ないましょう。
いきなり勢いよく動かすと、筋肉が痛く感じることがあります。まずは自分に合った回数から始めてみてください。
少しずつでも毎日続けることが大切となるので、無理をせず楽しみながらやってみてください。

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